晝は夢 夜ぞうつつ

本と、夜の考えごと

錯覚

嫌悪感
知らんぷり

関係ないから
笑ったの

分かったふりして
おどけたの

僕の心が
突然に

僕に向かって
胸を切り裂く

形作った筈の道
積み重ねてきた筈の四季

僕の命は
さなぎの様に
吹き荒ぶ風耐え抜いて

誇った顔が
くるおしい

戻れない夢
誰かの未来

からっぽの塊
君に沿わせて

確かめたかった
僕の輪郭