晝は夢 夜ぞうつつ

本と、夜の考えごと

「女の性質」と「男の性質」

「女」であることに嫌気がさす世界

女性というのは男性よりも体力もなく力も弱い。

同じ仕事をしていても給料は低い、
子どもを産んだら仕事を続けられないし、
家事も育児もやりつつ、
男と同じように働かなければならならない。

財力のある男性に養ってもらおうと思えば、
理想の男性に見合うように努力をする女達。

日本社会は男性を基準に作られています。

男性と肩を並べるバリキャリや官僚ウーマンに女の役割を感じますか?
彼女たちは男性としての能力を発揮して生きているように見えます。
もはや中身は男性ですね。

通常、女であるだけで生きにくい世界です。
女が発揮できる価値や役割が除外されているのですから。


日本社会において「女」って不利なのは事実です。
私は「男」になりたいと思っていました。

ホルモンに左右されて気分が浮き沈みすることも、
体が弱い、力がない、
見た目だけで下に見られることも、
全てが嫌でした。

考える内に、性差の意味が分からなくなり、
そもそも性がなくとも繁殖できるような仕組みにならなかったのか、
アメーバのように性差なんてなければ。
その方が全て平等で、その方が幸せなのでは、と悩み始める始末。

女性であることに行き詰った女性へ

そんな時ふと読んだ本がこちらです。
「女の性質」と「男の性質」

こちらを読んで、性差に対する捉え方が変わりました。

何故「性」があるのか、
そして「女」である事の意味を知り、
「女」の役割が明確に分かりました。
ふわっと気が抜けた感覚です。

女性であることに行き詰まり、苦しくなっている女性、
沢山居ると思います。
だって生き辛いのが当たり前ですもの。

そんな方に読んで頂きたいです、本当に力が湧いてきます。
そして、男性にも読んで頂きたい、
男性の役割が分かります。

男性社会では男性が決めなければならず、
男性が行動しなければならず、
威張ってばかりで実は苦しいのだと思います。

そして、女性は男性の劣化版ではありません。
女性からしか享受出来ない価値があり、
男性でしか出来ない価値があるのです。

スピリチュアルな化学

性差を考え始めると、普通人間の男女の違いを思い浮かべますが、
原子や電子など化学的なお話から始まり、驚くと思います。

最初何の話が始まったんだ?とついていけない部分もあるかも知れませんが、
読んでいるうちに繋がってきます。

性差って人間だけのものではないですし、
いつどこから性差が始まったのか?と考えれば当たり前ですね。

こんな切り口があったのか、と目から鱗でした。
少々スピリチュアル的な部分もあるので
受け入れ辛い方もいらっしゃるかも知れませんが、
その部分はへぇ~…位の気持ちでもよいかと。笑

要はプラスとマイナスがある様に
性差がなくては宇宙が成り立たないという様な話です。

電子書籍です

最後に申し上げておきますが、
こちらの本、kindle版のみの出版です。

kindle持っておられない方、読めないと思われるかも知れませんが読めますのでご安心を。
kindleアプリをスマホタブレットに入れれば普通に読めます。

電子書籍が出てかなり経ちますが、
本は紙でなきゃ、と思って手を出していなかった私。
昨年からkindleユーザーですが電子書籍とても便利ですよ。
勿論紙媒体で読みたいものもあるので、使い分けていますが。

こちらの本、内容としては本当に本当におすすめなのですが、
少々理解しにくい部分や繰り返しの部分があります。
構成の編集を少しだけして頂いて、
是非紙媒体でも出版して頂きたいなあ~。

この考え方をより多くの女性に知って頂きたいです。


それでは、おやすみなさい。