晝は夢 夜ぞうつつ

本と、夜の考えごと

考えごと

孤独と雑踏の合間

渋谷の雑踏に居ると 何百もの生命体とすれ違うのに彼らを誰も知らない自分に より一層孤独が増してくる もう一生見ないかもしれない あなたの顔を見てるかもしれないのにわたしは俯くしかないの? 通り過ぎる 知らない人間って全てが 「モブ」でしかないそん…

縁がつなぐもの

詩 詩を書いたらいいよ、と 言われたので久しぶりに筆を執る。なんて浅はかで素直なわたし。 よく分からないけど、 好きな女性が言うことは一語一句受け止めて、 好きな男性の言うことは一語一句泣きたくなる。 なぜ確執のない人とは 一緒にいられないのでし…

「それ」との邂逅

いつか「それ」が起きるのだろうなと 心ではないどこかで予感しているーーー予感というのはそう遠い昔の思い出を懐かしむような実際には経験していない おばあちゃんちの温もりを思い出すようなそうだったなあ、なんて ありもしないことを懐かしんでいるそれ…

covid-19night

night 1日家で猫と過ごして 暗くなってから 本日初めての外出徒歩3分のコンビニ 着替える労力が惜しい空を見上げてしまうのは ずっと前からの癖だ 目を疑うほど 夜空が綺麗だった思わずマスクを外して そっと息を吸う いつもこのくらい静かで 夜空が綺麗なら…

対岸のシンクロ

特定の人物と会うと必ず起きる現象。その中に居る時、いつも思い出す。だけどその中から外れると、いつかどこかで読んだエッセイの様に現実味がない。それはいくつもパターンがあって、だけどどれも、また帰ってきたいという感覚が残る。 人ではなくても、場…

Sleep

『three』 とある朝、 目が覚めて活動しているが ふと目を擦ろうとした時、 瞼が閉じている事に気づいた。 混乱。 今まで見ていた景色は瞼の裏の映画だったのか? 脳内の妄想か?頑なに閉じている瞼を 力づくでこじ開けると もう一度ベッドの上で目が覚める…

犬笛とタイミングとラブレター

犬笛の存在 目に映るものを「現実100%」として受け取っている時、 「犬笛」について考えるという習慣を持っている。単に脳ミソが低速回転であっても 理解しやすいから、というだけなのだが。 人間の耳で認知出来る音は精々20Hz〜20,000Hzだが 犬は〜50,000Hz…

北極星がいなかったから。

君はずっとそこにいたんだね。 北極星はいつもそこにいるはずなのにいると思って同じ場所を見てもいなかったから。だから、悲しかった。 もう探すのも、その場所へ向けて視線を移すことすらやめてしまったの。 君がずっとそこにいるなんて思ってはいけなかっ…

君の経験を宿して。

頭の中で思い描いたことは経験で、 夢の中で見た景色も経験で、 君と昨日食べた夜ご飯も経験で、 全てがおもちゃ箱におさめられていく。 ねぇ、 君に問う。三次元のこの指で触れた経験だけを いわゆる「経験」としてしまうのはなぜ? ねぇ、君が、 ずっと一…

ロボのIMAGINE

人が人らしくある為に 人がロボ化してはいけないシンギュラリティの軸を取り違えてはいけない シンギュラリティが起こり得ない部分を ロボに制御させてはいけない人をロボに管理させてはいけない 人の行うタスクを管理させ 人の可能性を高める為に ロボと交…

8.5

#AMわたしが思う以上に、 ヒトは他人に対して興味もなければ関心もなければ、 つながりも共感もないのかも知れない。自分の感覚というのは 他の誰にも共通していないものだと知りながら、 それでも通ずるものが何かあるのではと いつも期待してしまっていた…

狭間

「場」というものがある。身体のどの器官が受信しているのか分からないが 確かに「場」を受信して 身体の中をゆらめきながら回り続ける。彼は知らぬ内にわたしのどこかに滞在し、 わたしの中の何かを構成し始める。 「場」から離れた線上に身を置くとき、 彼…

Reiwa

Reiwaまるで年末年始かの様に 世間が浮き足立っても わたしの脚は昨日と変わらず腫れている。世界は変わっていく様で何も変わっていない。変わるかも、という期待で株価はつり上がるし 変わるんだ、という確信で時代が動く。心の在り様がいつか実態となって …

今すぐ消えたい人へ

ねぇ、きえたいよね。こんなにぐちゃぐちゃで こんなに自分という存在を 最初から最後までなかったことにしたいね。なにもかもいやで なにも感じなくてもうずっと前から ギブアップしてるのに。こんなに死んでる様なものなのに それでも淡々と息してるカラダ…

背後が正面になるまえに

「善悪」なんて あるのかないのか知らないけど、もしあるんだったら「悪気はなかった」とか 「よかれと思って」とか言って泣いてる人を 傷ついている人を視界に入れない人が 一番闇深い。 ・・・ 人の目は正面についてるから、 背後で傷ついて泣いている人が…

人のつながりと距離感

東京という人にまみれた土地でいると 至近距離に沢山の人間がいるじゃない。 それでも、人は孤独を感じるし、 目の前にどんなに心のあたたかい人間がいたって、 頭の中にこだまする苦しみにとらわれていれば 近づいてくる電車に飛び込んでしまう。ただ、血の…

過去の風読みから北極星の永遠読みへ

昔から恋人に「好き」が言えない人だった。 言葉にするほどの責任が持てないから。確かにこの瞬間、彼のことが大好きで、 愛おしくて ずっと一緒にいたい気持ちがあるのに、 自分の心も感情も、とても信じられるものではないから。たった今この瞬間の真実で…

認知の崩壊の先を一緒にいてくれる?

脳ミソは枠を作り、ルートを作り、パターンを作りたがる。 我々は脳ミソの奴隷になってはいけないが、 脳ミソがないと生きられない。自分の意思がある、自分で生きている、などと思ってはいけない。 かといって生かされている論を唱えるつもりもない。結局我…

言葉に込めた残り香

人と関わる上で、何より対話を大事にしたいと言いながら 声に出すとどこかへ行ってしまう事もある。心の中にある想いは宇宙へ届く程の熱量があるのに、 それにそぐう言葉なんてどこにも見当たらなくて。頭の中にある言葉のごった煮へ 腕を差し入れてぎゅっと…

過去にする覚悟を持つということ

前回、言葉にすると破壊する可能性を露出する、という様なことを書いた。こうやってブログに記すということはつまり、 もう誰かに破壊されても仕方ないし、 わたしのものでもないし、 そもそも存在しなかったとしても仕方ないという覚悟があるわけなの。 そ…

わたしの生きる意味が永遠に叶わないと知ったとき

わたしにとってのそれは一瞬で破壊された。 いや、正確には破壊ではない。そもそも、そんなもの存在しなかったのだ。 存在しないものを「存在しない」と証明されただけ。・ ・ ・それのことは、自分でも明確に理解していなかったのだ。 それを言葉にすること…

言葉にしない事による可能性

言葉にしないという選択は大きな意味を持つ。言葉にしないと伝わらないが、 伝えてしまった瞬間に可能性の多くが闇へ消える。あらゆる可能性を想像することが出来るのを知っていて。 想像を禁止することは出来ないことを知っていて。 無限の可能性を禁じない…

GIVE=受け取るという事

言葉の定義による危険性 一般的な言葉であればあるほど とある言葉を見て 何かを連想していると感じる隙もなく 言葉本来の意味ではない 連想したイメージに引っ張られている事が多々ある。この本を少し読んで「GIVE」のイメージって超絶危険と思った。 GIVE …

ポリアモリーという通過点

ずっと書けなかったポリアモリー ポリアモリーについてずっと書きたかった。だが、一部が誇張され、 現実的でない関係であり、 異端な現象として捉えられている事に対し恐れがあった。もう既に「誤解」が浸透しているとは思うが、 わたしなりにポリアモリー…

資本主義がダサイ

二元論洗脳の正体 この世の違和感を解剖していくと 二元論に行き着く。そして、この二元論を あたかも自然な現象である様に 世に蔓延らせているのが資本主義である。資本主義がいい悪いではない。 人工的な構造に違和感を覚えるまでである。相反する二つの事…

「気」を「氣」と書く人って何者

日本語の持つ潜在的可能性 突然ですが、英語ってシンプルな言語ですよね。 誰が書いても意味が同じ様に伝わる構造故、 イントネーションや身振り手振りで個性や感情を表現するわけです。逆に日本語は発音も平坦で淡々としています。 それはイントネーション…

シンギュラリティとデジタル人間

シンギュラリティから見る価値観 人工知能の発達が目覚ましい。 シンギュラリティは必然であると思う。 人間の知能を超えるのは当たり前だ。そこであなたはデジタル人間になりますか。額にマイクロチップを入れたら、何も持ち歩くものはない。 体内に仮想通…

決める事の危険性

意見があれば安心 人は「分からない」「決まらない」という 宙ぶらりんな状態に対して 過度なストレスと不安を感じる。よって、私の意見はこうだ! このプレゼン内容で決まりだ! 転職するって決めた! 等々・・・何に関しても安心する為に 早く「決め」にか…

ループと境界

激動の1年が終わろうとしている。 あなたの1年はどうでしたか。それは終わるもの、だけど続くもの。 死んだ私は蛇の様に終わらない。以前、死はGiftという記事を書いたが 死と向き合わないことは問題の先送りである。保留にするというのは負荷をかけ続けると…

秋葉原という次元

変わらないものなど何ひとつない 先日、秋葉原に立ち寄る機会があったのですが 昔の光景が走馬灯の様に蘇り、 祭りの後と雨上がりの虹の様な 静かな切なさが広がりました。すべてのものは二度と元には戻りません。 それが進化であろうとも、 同じ体験は二度…