晝は夢 夜ぞうつつ

本と、夜の考えごと

縁がつなぐもの

詩を書いたらいいよ、と
言われたので久しぶりに筆を執る。

なんて浅はかで素直なわたし。


よく分からないけど、
好きな女性が言うことは一語一句受け止めて、
好きな男性の言うことは一語一句泣きたくなる。


なぜ確執のない人とは
一緒にいられないのでしょうか?


こちらがその空間を
恋しく愛しく儚く思うほど
「じゃあ」、と
淡々と時間が過ぎる。


あの時もそうだったけど、
やっぱりそうなってしまうの?


人生もうこれでいいかな、と
思った瞬間が3度ある。


良くも悪くも、
そういうものなのでしょう。


幸せ過ぎるから、
その先を見たくないという思いは
その内の2回でした。


今が死に時、って思うことあるよね。



自分という人間以外との縁は
深くも、浅くも、
袖振り合うだけの縁。


わたしはそれが耐えられなかった。




夢の中を生きていたら、
また現実の間を見せられた。


「やめてくれよ」、って思ったけど
引き戻されるのが人生らしい。





一生懸命人間と向き合っていたら、
人間に分かりやすい言葉を書かないとって、
なんだか凄い悩んでいる。


昔はそうじゃなかったんだけど。


どうせわかる人はいないから。


言葉にすることは破壊であり、
過去であり、
諦めだから。


人間


人間とは、
近づくほど絶望して、
受け取ろうとすると破壊されて、
死のうとすると怒られて、
孤独になると脅される。


人間って
「じんかん」と読むから。


「間」なんです。


そこに実態などない。


心底人間が嫌いなのだと言われたので、
それでこんなに愛しいのかと変な納得をした。


愛があって、絶望している人と
流れていきたいと縋るけど
わたしはわたしと流れなきゃならない。


わたしというものは、
何もないのですが。


散々「縁」と言われて、
乾いた笑いだけが残るようになった。