晝は夢 夜ぞうつつ

本と、夜の考えごと

2019-01-01から1年間の記事一覧

犬笛とタイミングとラブレター

犬笛の存在 目に映るものを「現実100%」として受け取っている時、 「犬笛」について考えるという習慣を持っている。単に脳ミソが低速回転であっても 理解しやすいから、というだけなのだが。 人間の耳で認知出来る音は精々20Hz〜20,000Hzだが 犬は〜50,000Hz…

北極星がいなかったから。

君はずっとそこにいたんだね。 北極星はいつもそこにいるはずなのにいると思って同じ場所を見てもいなかったから。だから、悲しかった。 もう探すのも、その場所へ向けて視線を移すことすらやめてしまったの。 君がずっとそこにいるなんて思ってはいけなかっ…

君の経験を宿して。

頭の中で思い描いたことは経験で、 夢の中で見た景色も経験で、 君と昨日食べた夜ご飯も経験で、 全てがおもちゃ箱におさめられていく。 ねぇ、 君に問う。三次元のこの指で触れた経験だけを いわゆる「経験」としてしまうのはなぜ? ねぇ、君が、 ずっと一…

ロボのIMAGINE

人が人らしくある為に 人がロボ化してはいけないシンギュラリティの軸を取り違えてはいけない シンギュラリティが起こり得ない部分を ロボに制御させてはいけない人をロボに管理させてはいけない 人の行うタスクを管理させ 人の可能性を高める為に ロボと交…

8.5

#AMわたしが思う以上に、 ヒトは他人に対して興味もなければ関心もなければ、 つながりも共感もないのかも知れない。自分の感覚というのは 他の誰にも共通していないものだと知りながら、 それでも通ずるものが何かあるのではと いつも期待してしまっていた…

狭間

「場」というものがある。身体のどの器官が受信しているのか分からないが 確かに「場」を受信して 身体の中をゆらめきながら回り続ける。彼は知らぬ内にわたしのどこかに滞在し、 わたしの中の何かを構成し始める。 「場」から離れた線上に身を置くとき、 彼…

Reiwa

Reiwaまるで年末年始かの様に 世間が浮き足立っても わたしの脚は昨日と変わらず腫れている。世界は変わっていく様で何も変わっていない。変わるかも、という期待で株価はつり上がるし 変わるんだ、という確信で時代が動く。心の在り様がいつか実態となって …

今すぐ消えたい人へ

ねぇ、きえたいよね。こんなにぐちゃぐちゃで こんなに自分という存在を 最初から最後までなかったことにしたいね。なにもかもいやで なにも感じなくてもうずっと前から ギブアップしてるのに。こんなに死んでる様なものなのに それでも淡々と息してるカラダ…

背後が正面になるまえに

「善悪」なんて あるのかないのか知らないけど、もしあるんだったら「悪気はなかった」とか 「よかれと思って」とか言って泣いてる人を 傷ついている人を視界に入れない人が 一番闇深い。 ・・・ 人の目は正面についてるから、 背後で傷ついて泣いている人が…

人のつながりと距離感

東京という人にまみれた土地でいると 至近距離に沢山の人間がいるじゃない。 それでも、人は孤独を感じるし、 目の前にどんなに心のあたたかい人間がいたって、 頭の中にこだまする苦しみにとらわれていれば 近づいてくる電車に飛び込んでしまう。ただ、血の…

過去の風読みから北極星の永遠読みへ

昔から恋人に「好き」が言えない人だった。 言葉にするほどの責任が持てないから。確かにこの瞬間、彼のことが大好きで、 愛おしくて ずっと一緒にいたい気持ちがあるのに、 自分の心も感情も、とても信じられるものではないから。たった今この瞬間の真実で…